ダイエットの失敗は虫歯のせい?
過去に何度もダイエットを試みたものの成功したことがないと嘆く人は少なくないようです。
ダイエットに失敗する理由は様々ですが、虫歯や歯周病も大きな原因のひとつになるそうです。
虫歯や歯周病があると、食事の時に十分な咀嚼(そしゃく)ができず、どうしても早食いになってしまうのです。
すると満腹感がなかなか得られずについつい食べ過ぎてしまうわけです。
実際、ダイエットに失敗する人は口さみしかったり、お腹が満たされないために間食してしまうというケースが多いのです。
そもそも歯や歯周病という歯のトラブルが肥満の原因になっていることも多いそうです。
ダイエットに水が欠かせない理由
ダイエットには水をたくさん飲むことが良いといわれます。
しかし、これは水を飲むと痩せるというわけではありません。脂肪が落ちること。
つまり脂肪が燃えるという仕組みは、体を動かすと体中の脂肪が血管に溶け出します。
そして溶け出した脂肪が血管を通って動かしている筋肉のところまで流れて行って、水と二酸化炭素に分解されて、やがてなくなっていくということです。
この時に血液がドロドロだと血管に溶け出した脂肪が流れにくく、動かしている筋肉のところまで行きづらくなってしまいます。
水分をたくさん摂ると血液はサラサラになって、脂肪も流れやすくなり、エネルギー源がうまく体の中で回転してくれるので脂肪が分解されやすくなるというわけです。
血管に溶け出した脂肪は、運動が終わってもしばらくは体の中を回っているので、水分をたくさん摂ると脂肪は尿からも排出されやすくなります。
また便秘解消にも効果があるので、ダイエットには水をたくさん飲むと良いとされているようです。
チョコレートの効果とダイエット
以前にチョコレートダイエットが流行りました。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは美容に良く、体も温まり、食物繊維も摂れるので比較的に裏づけのあるダイエット方法だったようです。
実行にあたって注意しなければならないのは、チョコレートの選び方で、市販されている板チョコや生チョコには植物油脂という悪い油や砂糖がたっぷり含まれいるのでダイエットには向きません。
このチョコレートダイエットは、カカオ70%以上のピュアなものでないと意味がないそうです。
やり方は1日に食べる量は50グラムまでとし、食前や空腹時などに数回に分けてかまずになめて食べる。
食前の20分前が効果的。3食の食事とチョコレート以外の間食は禁止にする。食前や食間にチョコレートを食べることで血糖値を上げて食欲を低下させる効果があるようです。
統計的に間食のクセがあって食事量も多い人には効果が期待できるようですが、もともと間食はせず食事の量も少ない人には逆効果となる場合があるようです。
チョコレートには習慣性があって、愛情不足の人は心を埋めるために無意識にチョコレートを食べる傾向があるそうですが、これはチョコレートの中には愛情に満たされた時に分泌される脳内ホルモンと似た成分が含まれていているからだそうです。
つまりチョコレートを食べると幸せな気分になりリラックスできるわけです。
ストレス太りのしくみ
太らないようにと食事に気をつけていても、ストレスによって太ってしまうことは実際にあります。
マウスを使った実験で、性別が同じ2匹のマウスに、量も内容もまったく同じ食事をさせ、室温などの環境も同じにします。
しかし片方のマウスにだけ、時々針でつついて外的ストレスを与えるそうです。
そうすると食事のメニュー量も一緒なのに、針によってストレスを与えた方のマウスはどんどん太っていくそうです。
これはストレスを与えられたり、外的なイヤな刺激を与えられると、何か危機が起きるんじゃないかという錯覚を体が起こすわけです。
そして、それに備えてエネルギーを蓄積しなきゃいけないという防衛反応が働き、大地震に備えて食料を備蓄するように、体はエネルギーの消費を抑えて溜め込もう、溜め込もうとするわけです。
だから過剰なストレスを与えると太っていくわけです。 ストレスがあると、人間がもともと持っている通常の反応を起こさなくなってしまいます。
本来反応すべきことに反応しなくなるから、体に支障をきたし、それによって色々な病気が出てくるわけです。
ストレスが解消されれば、体は通常の反応ができるようになるのです。
ストレスを溜めない日々を過ごしたほうが良いのですが、そうしよう、そうしようというのがかえってストレスになってしまってはいけないわけで、自分で心から楽しいと思えるストレス解消法を見つけることが一番良いようです。
くだものは太らない?
「くだものは甘いけど水分ばかりなので太らない」といわれますが、決してそんなことはないようです。
くだものは正しく摂ればダイエット効果も上がりますが、くだものならば、何をいつどれだけ食べても太らないという訳ではないのです。
くだものに含まれる甘みは果糖という糖分で、これは糖類の中でも最も甘みが強いもので、水っぽいのに甘みが強いのはこのせいです。
他の食材が胃の中へ入ってから分解そして消化を経てエネルギーに変わるのに対して、果糖は直接エネルギーに変わるため、早く疲労回復したいときには有効です。
スポーツドリンクの成分表示にも果糖の文字が見られます。
しかし果糖やブドウ糖は消化も早く、食事と一緒に摂ると、食事で摂取した脂肪分や油分と結合して、体に吸収されやすくなってしまうのです。
食後にはデザートでくだものが付き物ですが、ダイエット中ならば、これは控えた方が良いようです。
ダイエット中に摂るならば、朝食で摂るようにするか、食後に3時間以上空けて摂るのが目安です。
またバナナやパイナップル、マンゴーなど暖かい地方で取れるくだものは高カロリーのものが多く太りやすいといえます。
食べながら脂肪を燃やすには
世の中には、いくら食べてもまったく太らない人もいれば、食べる量が少なくても太りやすい人もいます。
食べても太らない理由には、運動量が多い、代謝が活発といったことがあげられますが、もし食事の後に背中の温度が上がれば、それは褐色脂肪細胞が多くて働きも活発な証拠。
この脂肪細胞のおかげで肥満が防止されているのです。
褐色脂肪細胞とは、その名の通りで脂肪を燃やす褐色の細胞です。
人間は生れた時の約100gから成人の10g~50gと成長とともに減少していきます。
この脂肪細胞は食べ物を、特に脂肪を過剰摂取すると活動を始め、余分な脂肪を燃やします。
この時にサーモゲンというたんぱく質が熱を放射するため、細胞が分布する肩甲骨の間やうなじの温度が上昇します。
褐色脂肪の多い人ほど温度は高くなり、少ない人は働きが鈍く温度も上がりません。
食事をしながら褐色脂肪細胞を活性化するには、冷たい食べ物よりも温かい食べ物を食べた時の方が活性化しやすいそうです。
また、唐辛子、マスタード、しょうがなどにはこの褐色脂肪細胞を刺激する成分が含まれているので、積極的に食事に取り入れると効果的です。
しかし、これらの香辛料は褐色脂肪細胞と同時に胃の粘膜も刺激してしまうので、胃壁を守るたんぱく質も同時に摂ることが必要です。
朝食はこんなに重要
眠っている時の消費エネルギーは、起きている時と比べると極端に少なくなります。
しかし脳に限っては、眠っている時も活発にブドウ糖を消費しているのだそうです。
ブドウ糖は炭水化物を摂取すると体内で分解された後にできる脳の重要なエネルギー源です。
特に夢をみているときには、より多くのブドウ糖を消費しているのだそうです。
脳が睡眠中に消費するブドウ糖の量は、8時間睡眠の場合で約40g。
肝臓に備蓄できるブドウ糖の量が60g程度なので、体内に蓄えられたブドウ糖は、眠っている間にほとんどが消費されることになります。
そのためにブドウ糖をあまり蓄えずに眠った場合、起きた時には脳がエネルギー不足になっている可能性が大きく、朝、目覚めた後にどんよりとしているのは、脳のブドウ糖不足ということもあるわけです。
朝起きて脳をシャキッとさせるには、まず脳にブドウ糖を補ってやる必要があるので、朝食をしっかり食べる必要があるのです。
朝食とはまさにそうした効果があるわけです。
しかし分単位で慌しい朝は食事もなかなか摂りづらいもの。
朝食を食べる暇がないという時にはせめてバナナだけでも食べておくと頭の働きは違うといわれます。
ダイエットのために朝食を抜くというのは、まったくの逆効果です。
大相撲の力士は体を大きくするために朝起きてからすぐにハードな稽古を行い、朝食を抜いて昼食にドカ食いをします。
すると朝食を抜いて飢餓状態になっている体は吸収が良く太りやすいというわけです。
よく噛んで食べるのが良い理由
私達は子供の頃から食事はよく噛んで食べるようにいわれてきました。
その理由は、噛むと歯やアゴが丈夫になり、アゴをよく使うとと頭が良くなること。
口に入れた食べ物をよく噛み砕いておけば、胃や腸に負担がかかりにくくなり消化を助けること。
食べたものを口の中で唾液とよく混ぜておけば、消化酵素が働いて消化吸収がしやすくなること。
口に入れた食べ物をよく噛むことで精神的に満足感が得られて、過食を防ぎダイエット効果につながることなどがあげられます。
そして、よく噛んで食べることの効果には、もう一つ、癌(がん)を防ぐという効果があるのです。
私達は日常の食生活で自分で気が付かないうちに少なからずの発癌性物質を口にしています。
唾液に含まれている酵素には、食品添加物、魚の焼け焦げ、カビ毒などに含まれる発癌性物質のほとんどを毒消しする作用があるそうです。
毒消しに効果がある酵素は、ぺルオキシターゼなど12種類もあるそうです。
よく噛むといっても、どのように噛めば良いのかというと、口に食べ物を入れたら、すぐに飲み込まないで、ゆっくりと30回以上噛むことが望ましいとされています。
唾液が一番分泌されるのは、食べ物を口に入れてから30秒後だそうです。
食事の間が空き過ぎて、空腹感が激しいと、どうしてもかきこんでしまうので、なるべく3度の食事は決った時間に規則正しく取るように心がけて、ゆったりした気分でよく噛みながら食事をとるのが良いとされています。
中年のポッコリお腹の原因
若い頃は、スリムでスタイルが良くてカッコ良かったけど、中年になったらこんなにお腹が出てくるとは、本当に困ったもの。
これは大部分の中年層の実感していることです。
運動不足と美食に原因があることは誰もが認めるところですが、それにしても体の他の部分に比べてナゼお腹だけがポッコリと出てくるのでしょうか? その一つには、誰でも中年頃になると腹筋力が弱まってくることによります。
腹筋力が弱まると、その分、内臓を保護する力が弱まり、それをカバーしようとお腹に皮下脂肪が付いてくるのです。
それともう一つ、この皮下脂肪は、普段あまり動かさない部分から付いていきます。
通勤などで、毎日、体を動かしているつもりでも、案外お腹の筋肉は使われていないのです。
お腹の部分をねじる様な動作や腹筋運動を意識することに加えて、過食に注意するといった努力をしない限り、中年のポッコリお腹は避けられないようです。
鼻呼吸は
じつは鼻呼吸は片方ずつしている。 厳密にいうと、2時間~3時間のサイクルで片方ずつ交代で呼吸する。
休んでるほうは完全に止まっている訳ではない。 酸素が多く必要な運動時には両方の鼻で呼吸する。